1997-12-02 第141回国会 参議院 内閣委員会 第4号
なお、財政構造改革法で総人件費抑制が決められているもとで、このたびの幹部の給与改善の先送りが来年以降の人勧値切りの突破口にされるようなことがあってはならないということを強く指摘しておきたいと思います。
なお、財政構造改革法で総人件費抑制が決められているもとで、このたびの幹部の給与改善の先送りが来年以降の人勧値切りの突破口にされるようなことがあってはならないということを強く指摘しておきたいと思います。
人勧値切りの公務員給与に恩給の改定を連動させた政府の措置は、明らかにこの法の趣旨に反するものであります。 政府原案は、老後の生活を支える重要な施策の一つである恩給の改定を不当に値切り、二百二十万余の恩給受給者の切実な願いを踏みにじるものであり、到底賛成できないのであります。 修正案は、人事院勧告に従い四月実施とするものであり、賛成であります。
人勧値切りの公務員給与に恩給の改定を連動させた政府の措置は、明らかに法の趣旨に反するものであり、人事院勧告どおり増額すべきであります。 第二の理由は、今回の措置が大軍拡と財界奉仕のツケを、行財政のあらゆる分野で国民にしわ寄せをする、いわゆる臨調行革路線にあるからであります。
そうした点から見て、今回の改定は、人勧値切りの一般職に準じた措置であり、反対であります。 なお、今回の給与改善を予算に追加すれば、政府の公約である軍事費がGNP一%の当初見通しを一時的にせよ超すことになるのであります。このことは、自衛隊の正面装備費などの軍事費の大幅削減が緊急不可欠な課題であることを示したものであり、改めて軍事費の大幅削減を強く要求して、三案に対する反対討論といたします。(拍手)
さらに、この三年間、物価スライド分も人勧値切りの横並びで実際の物価上昇分以下に抑制され、その損失額二十八億円を含めますと合計八十二億円にも及びます。これでは、ただでさえ他の共済年金に比べ低い年金額となっている農林年金受給者の生活水準を一層苦しくすることは明らかです。 第二には、法の趣旨からいっても、スライド制度発足以来の長い経過から見ても、年金額改定は人勧スライドで実施することが原則です。
人勧値切りの公務員給与に恩給の改定を連動させた政府の今回の措置は、明らかにこの法の趣旨に反するものであります。 反対の第二の理由は、本法案が軍備拡大と財界奉仕のツケを行財政のあらゆる分野で国民にしわ寄せする、いわゆる臨調行革路線を最優先させ、恩給受給者に犠牲を強いていることであります。
人勧値切りの公務員給与に恩給の改定を連動させた政府の今回の措置は、明らかに法の趣旨に反するものであり、人事院勧告どおり増額すべきであります。 第二の理由は、今回のこの措置が、大軍拡と財界奉仕のツケを、行財政のあらゆる分野で国民にしわ寄せをする、いわゆる臨調行革路線を最優先させていることであります。
それは共済年金や恩給等との並びだというお話もございますが、それでは結局、人勧値切り実施に連動させられるということに結局はなっておりまして、私は二重の意味で、つまり人勧の値切りが実は憲法の本旨に反するということ、それと連動さしてこの点で年金のスライドも完全に実施しないということは、これもまた憲法が生活保障を強く訴えておりますこの点にももとるのではないか。
我が党は、軍拡と大企業奉仕を聖域とした中曽根内閣の臨調行革路線には断じて反対し、その一環としての今回の不法、不当な人勧値切り法案を厳しく糾弾するものであります。
しかも、俸給表の手直しなどという前代未聞の今回の人勧値切り措置は、給与の根本基準と人事院の俸給表作成権をじゅうりんし、いまでさえ十分機能していない人事院の代償機能を一層空洞化する不法不当な暴挙と断じなければなりません。これが、わが国の低賃金構造の重要な支柱の一つとなってきた人事院の給与勧告制度を反動的に再編しようとする財界の企てに呼応したものであることは明白であります。